なんか疲れてる時とかに
普段スルーするようなとっても些細なことを、
無意識のうちに何故かじっくり考える癖があるみたいです。
今日は何故か虫について考えてて
その流れで蝉について考えてた。
蝉って、「空蝉」って言葉があったり
はかないものを表すようなイメージがある
7年間土に潜ってて、
7日間夏の太陽の下で、めいっぱい命を燃やして
夏の終わりと共に燃え尽きていく。
でもその一方で、むしろそれ故にか
夏の青空に響く蝉の声は
生命力に溢れてる。
昔山田詠美の小説で、こんなのがあったなぁ。
うるさく鳴きつづける蝉が嫌いで
その死骸のお腹を破いてみた。
そしたら、そこは只の空洞だった。
うるさく鳴き叫んでた蝉のお腹は、からっぽだった。
満たされない思いをからっぽのお腹で叫び続けてるような
そんな人間の姿を思い出したって。
ずいぶん前に読んだからちょっと違うかもだけど・・・
空洞を抱えて高らかに鳴きつづける蝉のように
満たされない思いとか、そういうものを抱えて私たちも叫び続けている
でもその一方で
空洞がなければ、その空虚を震わせなければ
きっと、大きな声で叫べないんだ。
満たされないから、力強く発信できる
満たされないから、前に進める
だから、満たされないことを怖がらないで。
私も、怖がらないよ。