心と心が、今はもう通わない。

って、「あの素晴らしい愛をもう一度」の歌詞。

でも時々思うのが

同じ花を見て、うつくしいと言った2人の

心にあった美しさが同じものだったのかどうかなんてわからないってこと。

例えばあたしは

夏の青空の下で凛と咲く向日葵の、その鮮やかな花びらと艶やかな葉っぱの色を
美しいと言ったけど

もしかしたらあなたは、

夏の強い日差しの中で、その頭に重い重い命の種をぎっしりかかえて
力強く根を張るその姿を、美しいと言ったかもしれない。

例えばあたしの向日葵の思い出といえば
夏休みに家族で出かけた高原に
鮮やかに一面に咲く姿だったけど、

もしかしたらあなたの向日葵の思い出は
大事な試合に負けてとぼとぼ帰る夕暮れに
真っ赤な夕陽を受けて壮絶に輝く姿だったのかもしれなくって

だからあたしとあなたの目に映る向日葵の美しさが

まったく同じものでなんて、あるはずがない。

けど、それを知ってて
100%分かり合えることなんて絶対にないと分かって

あなたと、あなた心の中に広がってるであろうその風景を

とても好きだっていうことは

きっと、とっても美しいことなんだと思う。