ていう映画が好きだった。
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人が死んでから、天国に行くまでの1週間を過ごすある場所。

そこには映画のスタッフたちがいて、スタジオがあって

生前の一番の思い出を、映画にして再現してくれる。
それを撮影して、観て、一番の思い出だけを胸に人々は天国に旅立っていく。

そんなちょっと変わった話。


子供を産んだ瞬間だったり

戦争中に捕虜になっていたときに食べた白米の味だったり

大事な人と最後に過ごした公園のベンチのひと時だったり

色んな人の、色んな思い出が、フィルムに再現されてく。


淡々としたトーンで進む、シンプルな映画なんだけど
なんだか忘れられない。


自分が明日死んだら
どんな思い出を選ぶだろう。


多分、ドラマチックな一幕(そんなのあんまりないんだけどさ)よりは

誰かと過ごした当たり前の日常のひとコマを選ぶんだろうな。

そんな気がする。