静かに
それと気づかぬように
ひたひたと
忍び寄って
ふわりと
羽のように

時に
やすらぎや
歓喜を伴って
ささやかに色づいた花びらのように
ある日
あたしの中にひらりと忍び込む

そして、ふと暴れだすんだ

例えば

深夜2時の
冷たいコンクリートの上で

カラカラ回り続けるよな
昼間のテレビの前で

どこかで間違ったかな
ううん、間違ってはないの

それは愛の仕業
愛を装った
悪魔の仕業
そう、君の中の
そう、あたしの中の

いつのまにか一番弱いところを握られたの

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