Lou Reedを初めて知ったのは、中学生の時。
Velvet goldmineっていう映画で

「Satellite of love」が流れていたから。



ユアン・マクレガーとジョナサン・リース・マイヤーズが
深酒をしながらオープンカーを走らせて、
交錯する街のネオンの中ゆらゆらと歌ったりふざけたりしてる

きれいなシーンだった。

美しいメロディと、印象的な歌声が、
映画を観終わったあとも、しばらく心にこびりついた。

そのあとVelvet undergroudのボーカルも、Lou Reedだって知った。

Velvet goldmineに出てくる「Venus in furs」っていうバンドの名前の由来が

Velvet undergroudの曲だって知って、初めて聴いてみた。
アンディ・ウォーホルのバナナのジャケットももちろん有名だったけど。



Heroin という曲が一番好きだった

Heroin, be a death of me
Heroin, it's my wife, and It's my life.

と歌った後で「ハハッ」って笑う Lou Reedの声が大好きだった。

あの独特の、なんか退廃的な響きを持った歌声に憧れていて、

昔作った曲の歌詞にも、何度かLou Reedっていう名前を入れてみたりしてたなあ。

「汚れた血」の映画に出てくる、海の底のような色をした熱帯夜に
壊れかけのラジオからLou Reedが聴こえてくる、なんて風景を
よく空想してた。

あの映画で実際に流れたのは、David Bowieだったけれど。

彼の訃報を聞いたので、ちょっと思い出を書いてみました。