sunnyside21

アラスカの街角で君は笑った

渋谷のインターネット会社で働いてるasantaです。 音楽や映画やアニメやインターネットビジネスについて 気づいたことを忘れないように書いてみます。

文学

29

チェーザレボルジア あるいは優雅なる冷酷

一気読みしました(^ ^)

使命感、というのに私たちは突き動かされたり、
または使命感を持てないことに焦ったりするわけだけど

マキャベリがチェーザレを評したように

使命感を持つ必要すらない、内在する野望があるのであれば、それが1番強い。

外部要因や、自身への問いかけで揺らぎがちな使命感よりも

内在する強靭な野望こそ、またはそれを持ち遂行していく者こそ、ある意味信頼に値するのかもしれない。

歴史小説にしては、ストーリーに対する事実の詳細な記述の割合が多いけれど

伝記というには、作者のチェーザレへの愛情や憧れが滲み出すぎていて

おもしろい読み物でした。



8

ちいさいおうち

読みました

完全に暇つぶしのつもりだったのに、のめり込んでしまった

戦前〜戦中の東京の
イメージしていたのよりずっと普通の、
むしろ華やかな日常が 印象的であると同時に どこか他人事でない感じがして
心がざわざわした

こんな風に、日常の延長に非日常はふと横たわってくるのかもしれない
13

Game of thrones


アメリカのテレビドラマGame of thronesを

シーズン3まで観終わりました(シーズン4は来年春放送らしい!)

そして抜け殻に・・

もうなんなの!作者はドSなの!?

よい役者さんぞろい&1話5億円くらいかけてるという本気さもあるけど

ストーリーが、読めない、、読めそうと思ったらこうくるか!だし

死なないだろうと思ってた人が死んじゃったり
死ぬかと思った人が死ななかったり

ああ~(´;ω;`)ブワッ

もう・・・・ラニスター家は(ティリオン以外は)滅んでしまえくそう!
スターク家瀕死だけどがんばってーーー!!!

ターガリエン家(というかデナーリス)は上り調子だけどなんかまだまだありそう・・

ティレル家はこのままグイグイいってラニスターをどうにかしてほしい。

そしてほぼ全ての登場人物の前途が多難すぎます。

ということで心をかき乱されております

かき乱されすぎて原著のA song of ice and fire.(英語版)にまで手を出してしまっている今日この頃。

小説で読むと、テレビドラマで端折られたシーンとか設定が結構ありますが
ドラマの役者さんたちがそれを演じてる風に脳内再生されるので
おもしろいです.。゚+.(・∀・)゚+.゚

小説の設定だとネッドは35歳だと・・(マジで!)
デナーリスがドロコの嫁になったのは14歳・・

ジョンスノウはもうすぐ15歳になるよ!とか言ってるぜ!

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どう見ても35歳に見えないドラマ冒頭のネッド

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ロリ系だけどさすがに14歳には見えない冒頭のデナーリス



知らない単語を調べながら読んでるのでまだ300ページ(iphoneで)くらいしか進んでないけど

通勤時間を中心にコツコツ読んでいきます・・・





19

源氏物語 九つの変奏

寝ようと思ったのですがちょっと寝つけず・・もう1記事。

ブログでも何度も書いていますが
源氏物語が大好きなのです。

ちょっと前にこんな本を見つけたので読んでみました。

genji

著名な作家さんたちによる、源氏物語のオムニバス。

原作の筋を割と忠実になぞりつつ個性を加えている方もいれば、
元の設定から覆してしまうような解釈をしている方もいて

読みごたえありました。

特に町田康の末錘花と、金原ひとみの葵上は
個性的すぎて(正直ちょっとついていけなかったけど)笑っちゃいました。

末錘花は原作でも割とギャグ的な要素がある章だけど、
ここまでされるとw

個人的には
江國香織の夕顔が、特に秀逸でした。

もともと江國香織が大好きで、
源氏物語の女性の中では夕顔が大好きなので

願ってもない組み合わせだし
夕顔は江國香織の小説に出てきそうな人物ではあるので><
きっと合うだろうな~とは思ったけど

夕顔の章が本来持つ、儚さや美しさを
際立たせる文章表現や、光君と夕顔の人物描写が本当に素晴らしい。

最後の光源氏のセリフにはドキッとした。
けど、それが夕顔の章に漂ううすら寒さを的確に表してた。

角田光代の若紫が描き出した世界観もとても印象的だった、
けれど、解釈としては凡庸だったように思う(エラそうですみません・・)

そういう意味で素敵だと思ったのは、桐野夏生の女三宮。
源氏物語の中ではあまり主体的に語られない女三宮の独白とその解釈が、
新鮮かつ、心に突き刺さるようなものだった。

本編では意思が薄く頼りない女性という印象の彼女の
本性、そして女、の部分がこのようだったのか・・と想像するのは、凄く面白い。
桐野夏生さんの真骨頂という感じもしました。

あとは小池昌代さんの浮船も、
不思議な雰囲気にちょっと戸惑いつつ、最終的には引き込まれました。

今回は出てこなかったけど、
朧月夜や花散里がテーマの作品も読んでみたかった・・!!

と、読みながら色々考えるのも楽しく・・

これを読んだ後で、また本編(原作)に戻って読んでみるのも面白そう。

いいものを読みました(`・ω・´)








22

ハーモニー

伊藤 計劃の「ハーモニー」

凄かった。
この年になって、こんなに自分の心を根本的に揺さぶる小説にであうなんて
思ってなかったくらい。

ただ確かなのは
主人公の女の子たちが感じていたようなものを
わたしにはどうしようもなく理解できる

例えば真綿でゆっくり首を絞めるように
残酷に横たわる平穏な日常

永遠に歯車の合わない感情と
どこにいても落ち着かない所在なさ

善意に満ち溢れたファシズム
死への欲望、痛みへの欲求

それで自分の体と心が悲鳴をあげてはじめて、
生きているって感じることを。

「さよなら、わたし
さよなら、たましい
もう二度と、会うことはないでしょう」

このフレーズで、何度も泣きそうになる。
あのころはきっとどこか狂ってた。

たぶん、今後の人生で
何回もこれを読むんだろうな。

自分の魂を確かめるために。








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